ユダヤの格言・教え(タルムード学)
ユダヤの格言・教え(タルムード学)
ユダヤ人はタルムードを学ぶことによって、迫害を乗り越えて、世界中で富を築いてきました。
ユダヤ人の5000年の知恵から生まれた格言は、人間観、社会観、ビジネス観を見つめ直す機会を与えてくれます。
タルムードとは
タルムードとは、モーセが伝えたもう一つの律法とされる「口伝律法」を収めた6部構成、63編から成る文書群です。
タルムードは、ユダヤ教の主要教派のほとんどが聖典として認めており、ユダヤ教徒の生活、信仰の基となっているといわれています。
なお、その膨大な文書の中には民族的排他性と独善的選民思想が含まれた問題箇所もあります。
ユダヤの格言より
賢人になる七つの条件
自分より賢い人がいるときは沈黙。
人の話の腰を折らない。
答えるときにあわてない。
常に的を射た質問をし、筋道だった答えをする。
まずしなければならないことから手を付け、後回しにできるものは最後にする。
自分が知らないときはそれを認める。
真実を認める。
知識について
知識は水に似ている。高いところから低いところへ流れる。
人が生きている限り、奪うことが出来ないものがある。それは知識である。
耳と耳の間に、最大の資産がある。
あなたが知識を増やさないということは、実は知識を減らしていることになる。
知識は浅いとすぐ失われる。
勉強について
一日勉強しなければ、それを取り戻すのに二日かかる。
恥ずかしがる人は、よい生徒にはなれない。人はどん欲に学ばなければならない。
学んだことを復習するのは、覚えるためではない。何回も復習するうちに、新しい発見があるからだ。
1つの庭を手入れするほうが、多くの庭を持ってほったらかしにするよりはよい。1つの庭を持つ人は鳥を食べることができるが、多くの庭を持つ人は鳥に食べられてしまう。
最も大切な事は、学習ではなく、実行である。
出逢った人すべてから、何かを学べる人が最も賢い。
偉人を過大に評価してはならない。同じように、小人を過小に評価してはならない。
私たちは権威ある先人たちの教えから多くのことを学ぶべきだが、といって背に大量の本を積んだロバになってはならない。
自分の肩書きを人に教えようとする人間は、すでに自分の人格を傷つけている。
知者が間違うときは、恐ろしいほど根本的に間違う。
善と悪を区別できるだけでは、まだ賢者とは言えない。二つの悪の中から小さい方の悪を選ぶことができる者が賢者である。
人間は、20年かかって覚えたことを、2年で忘れることができる。
教育について
子供は幼いときは厳しくしかり、大きくなったらしかるな。
幼い子供は厳しくしつけるべきだが、子供が怯えるようなことがあってはならない。
子供は、両親が家で話すことを街でしゃべる。
子供は、両親の話し方をまねる。性格はその話し方で解る。
自分のことだけ考えている人間は、自分である資格すらない。
豊かな人とは自分の持っているもので、満足できる人のことである。
人を賞賛できる人こそ、本当に誉れ高き人である。
真に貧しい者としてとどまっているのは、知性のない者だけ。
自分が相手と同じ立場に立ったことがないのなら、その相手を批判する資格はあなたにはない。
どんな質問でも、必ずしも答える価値があるとは限らない。
ヤギには前から近づかない。馬には後から近づかない。愚か者にはどの角度からも近づかない事だ。
書籍について
本のない家は,魂を欠いた体のようなものだ。
もし、本と服を汚したら、まず本から拭きなさい。
もし生活が貧しくて物を売らなければならないとしたら、まず金、宝石、家、土地を売りなさい。最後まで売ってはいけないのは本である。
旅の途中で故郷の町の人々が知らないような本に出会ったら、必ずその本を買い求め、故郷に持ち帰りなさい。
克己について
何も打つ手がないときにも、ひとつだけ必ず打つ手がある。それは、勇気を持つことである。
失敗を恐れる方が、失敗を犯すよりも悪い。
自分より賢い者に負ける方が、自分より愚かな者に勝つよりも得だ。
相手の立場に立たないで、人を判断するな。
もしあなたの周囲に傑出した人がいないなら、あなたがならなければならない。
自分の力ではどうにもならないことは、心配するな。
神は超えられない試練を人には与えない。
金について
金は道具である、道具に支配される者などいない。 だから、道具はできるだけ多く持っている方がいい。
富は要塞であり、貧苦は廃虚である。
金は、本質以外のモノなら何でも買える。
すべて金で買うことができるが、知性だけは買うことができない。
金をなくしても、何も失わない。誇りをなくせば、多くを失う。 勇気をなくせば、すべてを失う。
金のために結婚する者には不良の子が育つ。
その他
貧乏人と病人の忠告にはいつも真意がある。
小さな穴は、大きな船を沈めてしまう。
利害関係ができたときにはじめて、友人かどうかが分かる。
人は仕事がないと政治に関わり始める。
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